オフィスチェアにランバーサポートは必要?使用するメリットやいらないと言われる理由を解説!

オフィスチェアにランバーサポートは必要?使用するメリットやいらないと言われる理由を解説!

オフィスチェアのランバーサポートは、正しい姿勢を維持し長時間のデスクワークによる疲労を軽減できる機能です。

しかし、その必要性や効果については意見が分かれる場合もあり、なかには「いらない」という方もいます。

この記事では、ランバーサポートの効果やメリット、いらないと言われる理由、種類、選び方のポイントについて解説します。

ランバーサポートとは

ランバーサポートとは、オフィスチェアの背もたれに設置された腰部を支える機能です。ランバーは腰椎を意味し、背骨の自然なS字カーブの維持を目的としています。

ランバーサポートは長時間のデスクワークで生じる腰への負担を軽減し、正しい姿勢を保つ手助けをします。

メッシュ、ウレタン、ゲルが主な素材であり、好みや相性によって使い分けられます。

さらに、オフィスチェアに一体型で組み込まれているものや、後付けで取り付けられるタイプがあります。

「ランバーサポートはいらない」という意見もありますが、適切に使用すれば快適な座り心地と健康的な作業環境を実現可能です。

オフィスチェアでランバーサポートを使用するメリット

ランバーサポートは正しい姿勢をサポートする機能のため、身体への負担を減らすなど、さまざまなメリットを得られます。

ここでは、オフィスチェアでランバーサポートを使用するメリットを解説します。

正しい姿勢を保つことで腰への負担が軽減される

ランバーサポートを使用すると、正しい姿勢を維持しやすくなるため腰への負担を軽減できます。

適切に調整されたランバーサポートは腰椎の自然なカーブを支え、背骨全体のアライメントを整えてくれるのが魅力です。

座っている間も背骨のS字カーブが保たれ、腰部にかかる圧力が分散されます。

正しい姿勢を保てば、椎間板への負担が減少し長時間のデスクワークによる腰痛のリスクを軽減できます。

さらに骨盤の位置も適切に保たれるため、全身のバランスが良くなり、体全体の疲労も軽減されるでしょう。

疲れにくくなる

ランバーサポートを使用すると、長時間のデスクワークでも疲れにくくなります。

正しい姿勢を維持できるようになるため、特定の筋肉に過度な負担がかかる状態を防ぎ、全身の筋肉バランスを整えられます。

これにより、背中や腰の筋肉の緊張が緩和され、長時間座っていても疲労が蓄積しにくくなります。

また、適切な姿勢は血液循環を促進し、酸素や栄養素の供給が改善されるため、全身の疲労回復が早まります。

結果、一日の終わりに疲労を感じにくくなり、仕事後の時間をより有効に使えるようになります。

作業効率が上がる

ランバーサポートを使用すると、作業効率が向上する可能性があります。正しい姿勢を維持できれば、体全体のバランスが整い集中力が高まります。

また、疲労が軽減されることで、長時間にわたる高い生産性の維持が可能です。

適切な姿勢は呼吸が改善され、脳への酸素供給が増加するため、思考力や判断力が向上する場合があります。

さらに腰痛や肩こりなどの身体的な不調が軽減され、作業に集中しやすくなるでしょう。

結果、作業の質と量の両面で向上が期待できます。さまざまな相乗効果により、仕事の効率化とパフォーマンスの向上を実現可能です。

オフィスチェアにランバーサポートがいらないと言われる理由

「座りにくい」「効果を感じられない」といった理由で、オフィスチェアにランバーサポートがいらないと感じる方も少なくありません。

ここでは、オフィスチェアにランバーサポートがいらないと言われる理由について解説します。

位置がずれて座りにくい

ランバーサポートは位置がずれると座り心地が悪くなり、不快感を感じる原因になります。

とくに後付けタイプのランバーサポートや調整機能が不十分なものは、体の動きに合わせて位置がずれやすく、常に調整が必要になる場合があります。

また、個人の体型や好みの姿勢によっては、適切な位置を見つけるのが難しい可能性もあります。

位置がずれたままで使用すると、逆に腰への負担が増加したり、姿勢が崩れたりするため注意が必要です。

効果を感じられない

ランバーサポートは効果を実感しづらいのも、不要といわれる理由のひとつです。原因としては不適切な位置での使用や、個人の体型に合っていない点などが考えられます。

また、すでに良好な姿勢習慣がついている人や、短時間のデスクワークしか行わない人にとっては、ランバーサポートの効果が実感しにくいかもしれません。

さらに、効果の実感には時間がかかる場合もあるため、すぐに改善を期待する人にとっては効果がないと感じられるでしょう。

オフィスチェアの種類によっては相性が悪い

オフィスチェアの種類によっては、ランバーサポートとの相性が悪い場合があります。

例えば、すでに人間工学に基づいて設計された高品質なオフィスチェアでは、追加のランバーサポートが不要、もしくは逆効果になる可能性が高いです。

また、リクライニング機能が充実したチェアでは、ランバーサポートが邪魔になる場合もあります。

さらに背もたれがメッシュ素材のチェアでは、後付けのランバーサポートが適切に固定できず、効果を発揮しにくい場合も想定されます。

デザイン性が悪くなる

ランバーサポートをオフィスチェアに追加すると、チェア全体のデザイン性が損なわれる場合があります。

とくに後付けタイプのランバーサポートは、チェアの美しいラインを崩したり、全体的な見た目を悪くしてしまいます。

また、オフィスチェアのカラーやスタイルとマッチしないランバーサポートを使用すると、インテリアの統一感が失われるかもしれません。

そのため、デザイン性を重視するオフィスや自宅のワークスペースでは、いらないと感じてしまう可能性があります。

ランバーサポートの種類

ランバーサポートを使って快適性を求めるのであれば、種類ごとの特徴を理解し、最適な素材を選択しなければいけません。

ここでは、ランバーサポートの種類について解説します。

メッシュタイプ

メッシュタイプのランバーサポートは、通気性に優れた素材を使用しているのが特徴です。メッシュタイプは長時間の使用でも蒸れにくく、快適な座り心地を維持できます。

とくに暑い季節や冷房の効いたオフィスでの使用におすすめです。

多くの高級オフィスチェアでは背もたれ全体がメッシュ素材で、その一部としてランバーサポートが組み込まれています。

メッシュタイプは軽量で柔軟性があり、体の動きに合わせて自然にフィットしやすいのがメリットです。

ただし、耐久性には若干の課題があるため、長期間の使用で素材が伸びてしまう可能性があります。

ウレタンタイプ

ウレタンタイプのランバーサポートは、低反発と高反発の2種類があります。

低反発ウレタンは体圧を均等に分散させる効果があり、長時間座っていても疲れにくいのが特徴です。一方、高反発ウレタンは適度な弾力性があり、姿勢の変化にも柔軟に対応できます。

どちらも体にフィットしやすく、快適な座り心地を提供する仕上がりです。

ウレタンタイプは形状を自由に設計できるため、さまざまな体型に対応できる製品が作られています。

ただし、通気性はメッシュタイプに劣るため、蒸れやすさが気になる場合があるでしょう。耐久性は比較的高く、長期間の使用に耐えられます。

ゲルタイプ

ゲルタイプのランバーサポートは、独特の柔らかさと形状維持能力が特徴です。体の曲線に沿ってフィットし、体圧を効果的に分散させられます。

ゲル素材は長時間の使用でも型崩れしにくく、常に快適なサポートを提供します。また、衝撃吸収性も高いため、座ったときの衝撃を和らげる効果があります。

ただし、ゲル単体では強度が不足する場合があるため、多くの製品ではウレタンなど他の素材と組み合わせて使用されています。

ゲルタイプは、体重が重い人や柔らかいサポートを好む人におすすめです。

快適な座り心地を実現するランバーサポートの選び方

快適な座り心地を追求するなら、ランバーサポート選びが重要です。ここでは、快適な座り心地を実現するランバーサポートの選び方について解説します。

通気性重視ならメッシュタイプ

通気性を重視する場合は、メッシュタイプのランバーサポートがおすすめです。メッシュ素材は空気を通しやすく、長時間の使用でも蒸れにくい特徴があります。

とくに暑い季節や冷房の効いたオフィスでの使用に最適です。

メッシュタイプは背中全体との一体感が高く、違和感なく使用できます。また、軽量で体の動きに合わせてフィットしやすいため、快適な座り心地を維持できるでしょう。

ただし、メッシュの強度や張りの程度によっては、十分なサポート力が得られない場合があるため、購入する際は実際に座って確認しましょう。

製品は、通気性と適度なサポート力のバランスが取れたものを選ぶようにしてください。

フィット性重視ならウレタンタイプ

フィット性を重視する場合は、ウレタンタイプのランバーサポートがおすすめです。ウレタン素材は体の曲線に沿ってフィットしやすく、体型に合わせたサポートを提供します。

低反発ウレタンは体圧を均等に分散させ、長時間座っていても疲れにくい点が特徴です。一方、高反発ウレタンは適度な弾力性があり、姿勢の変化に柔軟に対応できます。

ウレタンタイプは形状を自由に設計できるため、さまざまな体型に対応した製品が作られています。

ただし、通気性はメッシュタイプに劣るため、蒸れやすさが気になる場合は通気孔のある製品を選ぶなどの工夫が必要です。

ある程度の硬さがあるものを選ぶ

ランバーサポートを選ぶ際は、ある程度の硬さがあるものを選びましょう。適度な硬さがあると、腰部を効果的にサポートできるほか、正しい姿勢を維持できます。

柔らかすぎるランバーサポートでは、体重がかかったときに沈み込んでしまい十分なサポート効果が得られにくく、硬すぎるものは不快感を感じやすくなるでしょう。

理想的な硬さは体の曲線に沿ってフィットしつつも、適度な反発力を持つものです。高反発ウレタンや、ゲルとウレタンの複合タイプなどが条件を満たしているケースが多いです。

まずは実際に座って確認し、自分の体型と好みに合った硬さを選ぶようにしましょう。

オフィスチェア一体型もしくは後付けタイプを選ぶ

ランバーサポートを選ぶ際は、オフィスチェア一体型か後付けタイプかを選択する必要があります。

一体型はチェア全体のデザインと調和がとれており、位置のずれが少ないメリットがあります。また、チェアの他の機能と連動して調整できる場合が多く、より効果的なサポートを期待できます。

一方、後付けタイプは既存のチェアに取り付けられるためコストを抑えられます。また、好みの素材や形状を選べる自由度が高いのも特徴です。

オフィスチェアを選ぶ際は、使用頻度や予算、既存のチェアとの相性などを考慮しましょう。一体型を選ぶ場合は、チェア全体の品質も重要なポイントになります。

ランバーサポート付きのおすすめオフィスチェア3選

ランバーサポート付きのオフィスチェアには、さまざまな製品が販売されています。

ここでは、『株式会社SIHOO』で取り扱っているランバーサポート付きのおすすめオフィスチェア3選を紹介します。

SIHOO M102C オフィスチェア

SIHOO M102C オフィスチェアは、独立式ランバーサポートを採用した製品です。ランバーサポートは6cm上下調整可能で、個人の体型に合わせて最適な位置に設定できます。

背もたれ全体はメッシュ素材で作られており、優れた通気性を提供してくれるほか、座面には高弾力のモールドウレタンを使用し、長時間の着座でも快適さを維持します。

また、搭載されている3D跳ね上げ式のアームレストは、前後4cm調整と左右29°回転が可能で、さまざまな作業姿勢に対応します。

価格は18,999円と、高機能ながらコストパフォーマンスに優れた製品です。

SIHOO DORO-C300 オフィスチェア

SIHOO DORO-C300 オフィスチェアは、自動適応ランバーサポートが特徴の製品です。

従来の手動調整式とは異なり、座る人の体型や姿勢に合わせて自動的にサポート位置を調整します。

背もたれは柔軟性のあるメッシュ素材で作られ、体を包み込むような快適な座り心地を提供します。

広角調整可能な3Dヘッドレストは、上下4.5cm、前後6.5cm、20°の角度調整が可能です。価格は45,999円で、高機能と快適性を両立した製品となります。

SIHOO DORO S300 オフィスチェア

SIHOO DORO S300 オフィスチェアは、自動適応ランバーサポートに加え、背もたれ5段階調整機能を備えた高機能モデルです。

ヘッドレストと背もたれが一体型設計となっており、首と背中に効果的なサポートを提供します。

6D連動アームレストは細かい角度調整が可能で、滑らかな操作性を実現するほか、座面は奥行きを5cm調整でき、無圧座面クッションにより快適な座り心地を提供します。

また、リクライニングは98-135°の範囲で調整可能です。価格は97,999円で、プレミアムな機能と快適性を求める方におすすめとなります。

まとめ

ランバーサポートはオフィスチェアの重要な機能のひとつで、正しい姿勢の維持と腰部の負担軽減に貢献します。

使用には多くのメリットがありますが、座り心地の悪さや効果を感じにくい点から「いらない」と感じる人も少なくありません。

しかし、ランバーサポートは長時間のデスクワークでかかる腰への負担を軽減させる大切な機能です。

検討する際は素材や硬さ、タイプなどを考慮し、自分の体型や使用環境に合ったものを選びましょう。

ランバーサポート一体型のオフィスチェアをお探しの方は、ぜひ『株式会社SIHOO』の製品をご覧ください。

複数のタイプのランバーサポート一体型オフィスチェアを販売しており、快適な座り心地の実現をサポートいたします。

購入後3年間保証も付帯しているため、安心してご利用いただけます。

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