メッシュチェアは優れた通気性と快適性から、オフィスや自宅での長時間のデスクワークに適した人気のアイテムです。
しかし、蒸れを防ぎ快適な座り心地を実現できる一方で、耐久性や清掃の手間などのデメリットもあります。
素材のメリットとデメリットを理解したうえで、背もたれの高さやアームレスト、ヘッドレストなどの機能面を考慮して、自分に最適なメッシュチェアを選びましょう。
この記事では、メッシュチェアのメリットとデメリット、選び方のポイント、おすすめのメッシュチェア5選を解説します。
メッシュチェアのメリット
メッシュチェアは通気性が良く、着座中の蒸れを防ぎ快適な座り心地を実現します。さらに素材の性質が軽量設計になっている点もメリットのひとつといえるでしょう。
ここでは、メッシュチェアのメリットを解説します。
通気性抜群で一年中快適
メッシュチェアのメリットは優れた通気性です。
背もたれや座面に使用されているメッシュ素材は、無数の小さな穴が空いた構造になっており空気の流れを妨げません。
これにより、長時間座っていても背中やお尻が蒸れにくく快適な状態を維持できます。とくに夏場や空調の効きにくい環境では、この通気性が大きなメリットになります。
また、汗をかきにくく、常に快適な座り心地を保てるため集中力の維持にも役立ち、体臭の発生も抑えられるためオフィス環境の快適性向上にも貢献します。
一年を通して快適に使用できるメッシュチェアは、長時間のデスクワークに最適な選択肢といえるでしょう。
軽量ボディで移動性能が高い
メッシュチェアのメリットは軽量である点です。
従来のウレタンやレザー素材のチェアと比べると、メッシュチェアは大幅に軽くなっています。これはクッション材を使用せず、軽量なメッシュ素材を採用しているためです。
また、軽量に設計されたメッシュチェアは移動が容易になります。
オフィスレイアウトの変更時や、フリーアドレスのような柔軟な働き方を採用している環境では、この軽量性は魅力となるでしょう。
他にも、清掃時や日常的な位置調整の際にも軽々と動かせるため、使用者の負担が軽減されます。さらに、床への負荷も弱くなるため床材への傷も防げます。
伸縮性がありフィット感がある
メッシュチェアのメリットは優れたフィット感です。
メッシュ素材は伸縮性があり、座る人の体型や姿勢に合わせて自然に形状を変えるため、長時間座っていても疲れにくい環境を作り出します。
とくにメッシュが背中や腰の曲線に沿って適度に伸縮することで、体圧が均等に分散され、特定の部位への負担を軽減できます。
また、この伸縮性は姿勢の変化にも柔軟に対応するため、動的な座り方をする人にも適しています。
体にピッタリとフィットするメッシュチェアは、快適性と健康性を両立させ、長時間のデスクワークをサポートしてくれます。
メッシュチェアのデメリット
メッシュチェアには、耐久性やほこりの溜まりやすさの問題、寒さを感じやすいデメリットなどがあります。ここでは、メッシュチェアのデメリットについて解説します。
メッシュ部分が劣化しやすい
メッシュチェアのデメリットはメッシュ部分が劣化しやすいことです。
メッシュ素材は通常のファブリックやレザーと比べて物理的な強度が低く、長期間の使用や不適切な取り扱いによって劣化しやすい傾向があります。
とくに体重がかかる座面や背もたれの部分は、伸びや緩みが生じやすいです。また、鋭利な物との接触によって、メッシュに穴が開いたり破れたりする可能性もあります。
劣化はチェアの快適性や見た目に影響を与えるだけでなく、サポート力の低下にもつながるでしょう。
メッシュチェアを長い期間使用する場合は、定期的なメンテナンスや適切な扱い方を心がける必要があります。
ほこりが溜まりやすい
メッシュチェアのデメリットはほこりが溜まりやすい点です。
メッシュ素材の網目構造は空気の流れを良くする一方で、微細なほこりや繊維を捕捉しやすい特性があります。
これらのほこりは通常の拭き掃除では完全に除去できないため、時間とともに蓄積していく可能性が高いです。
とくに背もたれや座面の細かい網目の中に入り込んだほこりは、見た目の悪化だけでなく衛生面でも問題になります。
ほこりの蓄積はメッシュの通気性を低下させ、チェアの快適性を損なう原因にもなるため、メッシュチェアを使用している人は、こまめな清掃を定期的に行わなければなりません。
冬場は寒く感じる場合がある
メッシュチェアの高い通気性は夏場こそ大きなメリットになりますが、冬場にはデメリットになってしまいます。
メッシュ素材は熱を逃がしやすい特性があるため、寒冷期には座面や背もたれから体温が奪われやすく、寒さを感じやすくなる場合があるでしょう。
また、メッシュ素材は熱を蓄積しにくいため座り始めの冷たさが長く続く傾向があります。
メッシュチェアの選び方
メッシュチェアを選ぶ際は、さまざまな機能を比較しながら検討する必要があります。ここでは、メッシュチェアの選び方について解説します。
背もたれの高さ
メッシュチェアを選ぶ際は、背もたれの高さが重要なポイントです。背もたれの高さは主にローバック、ミドルバック、ハイバックの3種類に分類されます。
ローバックは腰部のみをサポートしてコンパクトかつ軽量ですが、長時間の使用には向きません。
ミドルバックは背中の中央部までカバーし、バランスの取れたサポートを提供します。ハイバックは肩や頭部までサポートし長時間の作業に適していますが、大きさと重量が増します。
メッシュチェアを選ぶ際は自分の体型と作業内容を考慮し、適切な高さを選びましょう。
例えば、デスクワークで使用する場合はミドルバックやハイバックが適していますが、短時間の使用や頻繁な移動が必要な環境ではローバックが適しています。
アームレストの有無
アームレストの有無はメッシュチェアの選択において重要です。
アームレストは腕や肩、首の負担を軽減する役割があるため、長時間のデスクワークやキーボード操作が多い仕事に適しています。
最近のモデルでは高さ調節が可能なものや、前後・左右に動かせる3D・4Dアームレストが増えており、より細かな調整が可能です。
一方、アームレストがないモデルはデスクに近づきやすく、立ち座りがしやすいというメリットがあります。
また、デスクの下に収納しやすいため、省スペースが求められるオフィスでは有効です。
ヘッドレストの有無
ヘッドレストの有無はメッシュチェアの選択において重要なポイントのひとつです。
ヘッドレストは首や頭部をサポートし、長時間のデスクワークによる疲労を軽減する役割があります。
とくにモニター作業が多い場合や、リラックスした姿勢での作業が多い場合に最適です。
最新のモデルでは高さや角度を調整できるヘッドレストが増えており、個人の体型や好みに合わせて細かな調整が可能です。
ヘッドレストがないモデルはシンプルなデザインで、動きの自由度が高いメリットがあり、価格も比較的抑えられるのが特徴です。
リクライニング機能の有無
リクライニング機能の有無は、メッシュチェアの快適性と使い勝手に大きく影響します。リクライニング機能があれば、作業内容や気分に合わせて背もたれの角度を調整可能です。
例えば、長時間のデスクワークのなかで姿勢を自由に変更できるため、身体への負担を軽減できます。
多くのモデルでは、90度から120度程度までの範囲で角度調整が可能です。大きな角度まで倒せるモデルであれば、休憩時の仮眠にも適しています。
一方、リクライニング機能がないモデルは構造がシンプルで故障のリスクが低く、価格を抑えられます。
また、常に一定の姿勢を保ちたい場合や集中力を維持したい場合には、固定式の背もたれが適している場合もあります。
ロッキング機能の有無
ロッキング機能の有無は、メッシュチェア選びにおいて十分に検討すべきポイントです。
ロッキング機能は背もたれが体の動きに合わせて前後に揺れる仕組みで、座位姿勢に変化を与えられます。
この機能により、長時間の着座時でも姿勢を柔軟に変えられ、体への負担を軽減できます。また、血行促進にも効果があり疲労軽減にもつながるでしょう。
多くのモデルではロッキングの強さを調整できる機能が付いており、好みの反発力に設定できます。
一方、ロッキング機能がないモデルは構造がシンプルで故障のリスクが低いですが、価格を抑えられるのが魅力です。
ランバーサポートの有無
ランバーサポートの有無は、メッシュチェアの快適性と健康面での効果に大きく影響します。
ランバーサポートは腰部を支える機能で、とくに背骨の自然なS字カーブを維持するのに役立ちます。
長時間のデスクワークによる腰痛のリスクを軽減でき、正しい姿勢を保つことができます。
一方、ランバーサポートがないモデルは構造がシンプルで価格を抑えられますが、長時間の使用では腰への負担が大きくなる可能性があります。
おすすめメッシュチェア5選
各メーカーからさまざまなメッシュチェアが販売されているため、製品選びで悩む方は少なくありません。
ここでは、『株式会社SIHOO』で取り扱うおすすめのメッシュチェア5選を紹介します。
SIHOO DORO-C300オフィスチェア
SIHOO DORO-C300オフィスチェアは、革新的な人間工学設計を採用したメッシュチェアです。
柔軟性のある背もたれと通気性の高いメッシュ座面が特徴で、長時間の着座でも快適さを維持できます。
搭載されているオートマトン広角調整の3Dヘッドレストは、昇降4.5cm、前後6.5cm、20°の角度調整ができるため、細かく調整が可能です。
また、ドミノ自動適応ランバーサポートと3D連動アームレストにより、体型に合わせた最適なサポートを提供しています。
さらに、スマート重力機構とリクライニング調整機能により、体重に応じて反発力が自動調整される点が魅力です。
安全性にも配慮しており、アメリカのBIFMA規格認証を取得しています。
SIHOO M18オフィスチェア
SIHOO M18オフィスチェアは、人間工学に基づいた設計が特徴的なモデルです。2Dヘッドレストは9cm上下昇降可能で45°角度調整ができ、頭部や首を効果的にサポートします。
座面はW型に設計されており、臀部や大腿部の負担を軽減し、快適なホールド感を実現しています。
リクライニング機能は3段階の角度調整が可能で、最大126°まで倒れるため休憩時にも利用可能です。
また、座面高は43-53cmの範囲で調整できるため、日本人の体格に合わせた設計となっています。
SIHOO DORO C300-PROオフィスチェア
SIHOO DORO C300-PROオフィスチェアは、エルゴノミクスデザインを採用した高機能モデルです。
調整可能なヘッドレストや腰部サポート、通気性の高いメッシュ素材を使用しており、長時間の使用でも快適さを維持します。
人気モデルからさらにアップグレードされた設計になっているため、高度な快適性を実現しているのが魅力です。
とくにオフィスや在宅勤務環境に適した機能が充実しており、さまざまな体型のユーザーに対応できる柔軟性があります。
SIHOO DORO S300オフィスチェア
SIHOO DORO S300オフィスチェアは、2024年初発売の最新モデルで、長時間作業しても疲れにくい設計が特徴です。
背もたれ5段階調整と自動適応ランバーサポートにより、個人の体型に合わせた最適なサポートを提供します。
ヘッドレストと背もたれが一体型設計となっているため、首と背中を効果的に支えてくれるほか、6D連動アームレストによって細かい角度調整が可能です。
SIHOO DORO-S100オフィスチェア
SIHOO DORO-S100オフィスチェアは、コストパフォーマンスに優れたモデルです。人間工学に基づいた設計で、長時間の使用でも快適さを維持します。
調整可能なヘッドレストや腰部サポート、通気性の高いメッシュ素材を採用しており、さまざまな体型のユーザーに対応できるのが魅力です。
また、リクライニング機能やロッキング機能も搭載されており、作業内容や好みに応じて姿勢を変えられます。
まとめ
メッシュチェアは優れた通気性と快適性から、現代のオフィス環境や在宅ワークに最適です。
製品を選ぶ際は、背もたれの高さ、アームレストやヘッドレストの有無、リクライニングやロッキング機能、ランバーサポートなどの要素を十分に考慮しましょう。
自分の体型、作業環境、予算に合わせて最適なメッシュチェアを選べば、快適で生産性の高いワーク環境を実現できるはずです。
『株式会社SIHOO』では、快適性と機能性を両立させたメッシュチェアを複数タイプ取り揃えています。夏場でも蒸れを防ぎ、快適な環境を実現できます。
快適性と機能性を両立したメッシュチェアをお探しの方は、ぜひご検討ください。
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