デスクワークの疲れは背もたれが原因?快適性を向上させる機能や正しい使い方を解説

デスクワークの疲れは背もたれが原因?快適性を向上させる機能や正しい使い方を解説

デスクワークの疲れは、背もたれの使い方次第で大きく改善できます。

なぜなら背もたれは単なる支えではなく、身体への圧を和らげ快適な作業環境を実現する重要な役割を担っているからです。

正しい背もたれの使い方を意識すれば、自然と疲れにくくなるでしょう。

また、オフィスチェアには背もたれ以外にも快適性を向上させる機能があるため、体格や環境に合わせて選ぶことで、より快適な座り心地を実現できます。

この記事では、オフィスチェアの背もたれの役割をはじめ、種類や快適性を高める機能、正しい使い方について解説します。

身体への負担を軽減させる背もたれの役割

背もたれは体を支えるだけでなく、長時間のデスクワークによる身体への負担を和らげる重要な役割を果たしています。

正常な背骨のS字カーブを保つほか、腰と背中の筋肉への過度な圧を防ぎます。

また、頭部の重さを支えることで首や肩の緊張を和らげ姿勢崩れの防止が可能です。さらに背もたれは体重を分散させ、座骨や大腿部にかかる圧力を緩和する役割も担っています。

適切に背もたれを使用すれば、長時間の作業でも疲労を最小限に抑えられるほか、快適な座り心地を実現可能です。

オフィスチェアの背もたれの種類

オフィスチェアの背もたれは、高さによって名称が異なります。

主に、ローバック、ミドルバック、ハイバック、ヘッドレスト付きの4種類があるため、体格や作業環境に合わせた種類を選ぶとよいでしょう。

ここでは、オフィスチェアの背もたれの種類について解説します。

ローバック

ローバックは、背もたれが腰周辺の高さにある種類です。コンパクトなデザインが特徴で、小さなオフィスや自宅での使用に適しています。

圧迫感が少なく部屋を広く見せる効果があるため、空間の有効活用を考える場合におすすめです。また、頻繁に立ち座りをする作業や短時間の使用に適しています。

ただし、背中のすべてを支えないため、長時間の作業には向いていない場合があります。

そのため、ローバックチェアは、デザイン性を重視する場合や動きの多い作業環境での使用がおすすめです。

ミドルバック

ミドルバックは、ローバックとハイバックの中間に位置する背もたれです。背中の中央部までをカバーし、ローバックよりも広い範囲を支えます。

コンパクトさと快適性のバランスが取れており、さまざまな体型の人におすすめです。長時間の作業でも疲れにくく、オフィスでの一般的な使用に最適といえるでしょう。

また、デザイン性と機能性を両立させやすいため多くのオフィス環境で採用されています。

ミドルバックは背中上部までの補助が必要ない場合や、ハイバックほどの存在感を求めない場合におすすめの種類です。

ハイバック

ハイバックは、背中全体から肩甲骨付近までをカバーする高さの背もたれです。広い範囲を支えるため、長時間の作業でも快適に過ごせます。

とくにパソコン作業や集中を要する業務に最適で、背骨全体を補助し背骨のS字カーブを保ちやすいため、姿勢の改善にも効果的といえます。

リラックスした姿勢を取りやすく短時間の休憩にも適していますが、サイズが大きいため、小さな空間では圧迫感を感じる場合があるでしょう。

そのため、ハイバックは執務室や個室オフィスなど、十分なスペースがある環境での使用におすすめです。

ヘッドレスト付き

ヘッドレスト付きの背もたれは頭部まで支えるタイプで、もっとも快適性に優れているのが特徴です。頭と首を支えることで、長時間の作業による首や肩の疲労を緩和します。

とくにモニターを使った作業など、上を見る機会が多い作業に最適です。また、リクライニング機能と組み合わせることで、短時間の仮眠にも適しています。

ただし、大きなサイズと高い存在感があるため、オフィスの雰囲気や個人の好みに合わせて選択する必要があります。

ヘッドレスト付きは、長時間のデスクワークを行う人や、ゲーム・映画を頻繁に楽しむ方におすすめです。

快適な座り心地実現のために欠かせないオフィスチェアの機能

快適な座り心地の実現に必要なのは、背もたれだけではありません。

昇降機能やリクライニング機能、ロッキング機能やランバーサポート、アッパーチルト機能などは、快適性の実現には欠かせない機能です。

また、オフィスチェアに使用される素材も快適性を左右する重要なポイントとなります。ここでは、オフィスチェアの機能について解説します。

昇降機能

昇降機能は、オフィスチェアの座面の高さを調整できる機能です。使用者の身長や体型に合わせて、最適な高さに調整できます。

適切な高さに調整することで、足が床にしっかりと着き、安定した姿勢を保てるようになります。

また、デスクとの高さのバランスを取れば、腕や肩の圧を和らげ、快適な作業環境を実現できるでしょう。

昇降機能は通常、レバー操作やガス圧式のメカニズムで簡単に調整が可能です。身長差のある複数の人が同じチェアを使用する環境では、とくに重要な機能となります。

リクライニング機能

リクライニング機能は、背もたれの角度を調整できる機能です。作業内容や個人の好みに合わせて、最適な角度に背もたれを設定できます。

軽い後傾姿勢は背骨への圧を緩和し、長時間の作業でも疲れにくくなります。さらに、休憩時にはより大きく倒すことでリラックスした姿勢を取れるでしょう。

リクライニング機能が搭載されたオフィスチェアの多くは、複数段階で角度を調整できるようになっているため、利用シーンに応じて細かな調整が可能です。

リクライニング機能を適切に使用すれば、作業時とリラックス時のバランスを取れるほか、快適なデスクワーク環境を実現できます。

ロッキング機能

ロッキング機能は、背もたれが前後に揺れる機能です。座っている間に自然な体の動きを促し、長時間同じ姿勢を維持することで生じる疲労を和らげます。

ロッキング機能を使用すると、背中の筋肉が適度に動かされるため、血行を促進する効果があります。また、気分転換や集中力の回復にも役立つでしょう。

なお、多くのオフィスチェアではロッキングの強さを調整できるようになっており、個人の体重や好みに合わせて設定が可能です。

ロッキング機能を上手に活用すれば、快適性を高めながら生産性の向上につなげられます。

ランバーサポート

ランバーサポートは腰部を支える機能です。背骨の自然なS字カーブを維持し、腰への圧を和らげる重要な役割を果たします。

多くのオフィスチェアでは、ランバーサポートの高さや突出具合を調整可能です。個人の体型に合わせて適切に調整することで、長時間の作業でも快適な姿勢を保てます。

とくに腰痛持ちの人や姿勢改善を目指す人にとっては非常に有効な機能です。

適切に調整されたランバーサポートは背骨のアライメントを整えるほか、筋肉の緊張を和らげ、快適性を向上させてくれます。

アッパーチルト機能

アッパーチルト機能は背もたれの上部が独立して動く機能です。上半身の自然な動きに合わせて背もたれが柔軟に補助を行い、快適な座り心地を実現します。

とくにパソコン作業や書類の確認など、上を見る機会が多い作業に最適です。

アッパーチルト機能は首や肩の緊張を緩和し、長時間の作業による疲労を防ぐ効果があり、姿勢の変化に柔軟に対応するため動的な作業環境でも快適に過ごせるでしょう。

アッパーチルト機能搭載のオフィスチェアであれば、より自然で快適な姿勢を維持しながら作業できます。

メッシュ素材

メッシュ素材は、背もたれや座面に使用される通気性の高い素材です。長時間の着座でも蒸れにくく、快適な環境を維持できます。

とくに夏場や空調の効きにくい環境での使用におすすめで、体の曲線に合わせて適度にたわみ、体圧を分散させる効果もあります。

また、軽量で柔軟性があるため動きやすい点もメリットです。デザイン性に優れ、モダンなオフィス環境に調和しやすいのも魅力といえるでしょう。

ただし、クッション性を重視する場合は、他の素材との組み合わせを検討する必要があります。

正しい背もたれの使い方

身体にあった背もたれのオフィスチェアを購入しても、正しい使い方をしなければ疲れを軽減できません。

座面の奥に骨盤を立てて座り、足を床に付けることが基本的な正しい使い方です。ここでは、正しい背もたれの使い方について解説します。

座面の深くに座る

座面の深くに座ることで正しい姿勢を維持できます。深くに座れば、背もたれを効果的に使用できるほか、体重を均等に分散させられます。

具体的には臀部を背もたれにしっかりとつけ、腰を奥まで押し込むように座ってください。これにより、骨盤が適切な位置に保たれ、背骨の正常な状態を維持しやすくなります。

また、座面の前端にももの裏が触れる程度まで座れば、面の大部分で体重を支えられるため特定の部位への圧を和らげられます。

骨盤を立てて座る

骨盤を立てて座るのは正しい姿勢の基本です。骨盤を立てると、背骨を正常な状態で保てるほか、腰への圧を緩和できます。

具体的には、座骨が座面にぴったりつくようにして、腰を少し前に傾けるイメージで座ってください。この姿勢により、背中が自然と伸び、猫背や反り腰を防げます。

骨盤を立てて座ると、背もたれの補助を最大限に活用でき、長時間の作業でも疲れにくくなります。また、内臓の働きも改善され集中力の向上にもつながるでしょう。

日常的に骨盤を立てることを意識すれば、徐々に正しい姿勢が身についていくため、健康維持にも効果的です。

足を床につける

足を床につけることは、座位姿勢を正しく保つうえで重要です。両方の足裏がすべて床に触れるように座れば、体重が適切に分散され下半身の血流が促進されます。

具体的には、膝が90度に曲がるように座面の高さを調整し、足を肩幅程度に開いて床に置きます。足が床に届かない場合はフットレストを使用するのも効果的です。

さらに、足を床につけると正しい姿勢を保てるだけでなく、さまざまな圧力が緩和されるため、長時間座っていても足のむくみを防ぎ、快適に過ごせるでしょう。

正しい足の位置を意識すると、全身のバランスが整い、より効果的に背もたれを活用できます。

座り心地と機能性を両立したオフィスチェアなら『株式会社SIHOO』のDoRoシリーズがおすすめ!

快適な座り心地と優れた機能性を求めるなら、『株式会社SIHOO』のDoRoシリーズがおすすめです。

DoRoシリーズは人間工学に基づいて設計されており、長時間のデスクワークでも疲れにくい構造になっています。

背もたれには多段階のリクライニング機能とランバーサポートが搭載され、個人の体型や好みに合わせて細かく調整が可能です。

座面は深さと角度の調整ができるため、正しい姿勢を保ちやすくなっています。

また、メッシュ素材を採用しているため、通気性も抜群です。アームレストは3D調整可能で、さまざまな作業姿勢に対応します。

ここでは、快適な座り心地を実現するDoRoシリーズのなかでもおすすめの2モデルを紹介します。

SIHOO DoRo C300-PRO

SIHOO DORO C300-PROは、さまざまな体型のユーザーにフィットするエルゴノミクスチェアです。

調整ができるヘッドレストや腰部サポートをはじめ、通気性のあるメッシュ素材を採用しているため、長時間の使用でも快適性が維持されます。

さらに、三角構造のS字背もたれは、柔軟性を保ちながら弾力性能も十分であり、肩から腰までを強くサポートしてくれます

ドミノ自動適応ランバーサポートを採用しているため、自身で調整する必要がありません。座るだけで人間の脊柱を的確に支え、腰への負担も軽減します。

SIHOO DoRo S300

SIHOO DORO S300は、背もたれ5段階調整と自動適応ランバーサポートが強力なモデルです。

身長に合わせて背もたれを調整可能なため、小柄な方から大柄な方まで、どのような身長の方でも合わせられます。

人間工学に基づいたオフィスチェアとなっているため、細かい角度を調整できるだけでなく、普通の椅子より滑らかに操作できます

調整ボタンはクッションのサイドに設置されており、片手で簡単に調整が可能です。

さらに6D連動アームレストと98-135°リクライニング調整を搭載しており、より快適な座り心地を実現しています。

まとめ

背もたれはデスクワークの快適性と生産性を大きく左右する重要なポイントのひとつです。

適切な背もたれの選択と正しい使用方法を知れば、長時間の作業による疲労を和らげ、健康的な姿勢を維持できます。

背もたれの種類や機能を理解し、自分の体型や作業内容に合ったオフィスチェアを選びましょう。

また、正しい座り方を意識し、背もたれの機能を最大限に活用すると、より快適な作業環境を実現できます。

デスクワークの質を向上させたい方は、自分に合った背もたれの選択と使用方法を見直してみてください。

株式会社SIHOO』では、メッシュ素材を採用した通気性と柔軟性に優れた背もたれのオフィスチェアを多数ラインナップしています。

自分の身体にピッタリのオフィスチェアをお探しの方は、ぜひチェックしてみてください。

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