オフィスチェアの背もたれ調整方法は?調整のポイントやおすすめ商品を紹介

オフィスチェアの背もたれ調整方法は?調整のポイントやおすすめ商品を紹介

デスクワーク中の疲れが目立つ場合は、オフィスチェアの背もたれ調整がうまく行われていない可能性があります。

疲れは集中力や生産性の低下を招くため、特に仕事中は大きな問題となりますが、背もたれを適切に調整できればデスクワーク中の疲れを軽減可能です。

この記事では、オフィスチェアの背もたれに適切な調整が必要な理由、調整方法やポイントなどについて詳しく解説します。

オフィスチェアの背もたれに適切な調整が必要な理由

オフィスチェアの背もたれは適切な調整によって快適な座り心地を実現し、疲れを軽減させます。一方、適切な調整が行われていない場合は、疲れや腰痛などの原因になります。

ここでは、オフィスチェアの背もたれに適切な調整が必要な理由について解説します。

疲れやすくなる

オフィスチェアの背もたれは適切に調整されていないと、身体に余計な負担がかかり、疲れやすくなります。

背もたれが体型に合っていないと筋肉が常に緊張状態になり、疲労が蓄積されやすくなるためです。

とくに長時間のデスクワークでは、背中や腰、首に負担がかかり、肩こりや腰痛の原因になります。

背もたれを正しく調整すれば、体重が均等に分散され筋肉の緊張が緩和されます。これにより、長時間の作業でも疲労が軽減され、快適に過ごせるようになるでしょう。

また、適切な調整は血行を促進し、むくみの予防にも効果的です。疲れにくい環境を整えれば、作業効率の向上や集中力の維持にもつながります。

姿勢が悪くなり腰痛の原因になる

背もたれの調整不足は悪い姿勢を助長するだけでなく、腰痛の主な原因になります。

正しく調整されていない背もたれは背骨のS字カーブを崩し、不自然な姿勢になってしまうでしょう。

これによって腰に過度な負担がかかり、慢性的な腰痛を引き起こしやすくなります。

とくに長時間のデスクワークでは背もたれに寄りかかったままの姿勢が続くため、腰椎への圧迫が増加します。

適切な背もたれの調整を実現できれば、背骨のS字カーブが維持されるため、腰部への負担軽減が可能です。

また、正しい姿勢を保つことで内臓の圧迫も防ぎ、全身の健康維持にもつながります。

作業効率が低下する

背もたれの調整が正しくできていない場合、作業効率が低下します。

不快な姿勢による身体的ストレスは、集中力の低下や疲労感の増加につながるため、作業パフォーマンスが落ちる原因になります。

一方で適切に調整された背もたれは身体をサポートし、快適な姿勢を維持できます。長時間の作業でも集中力を保てるほか、効率的に仕事を進められるようになるでしょう。

また、背もたれの調整はデスクとの位置関係に強い影響を与えるといっても過言ではありません。

適切な調整ができれば、キーボードやマウスへのアクセスが容易になり、作業のスムーズさが向上します。

さらに快適な環境は創造性や問題解決能力の向上にもつながり、総合的な生産性の向上が期待できるでしょう。

オフィスチェアの背もたれの種類

オフィスチェアの背もたれは高さによって名称が異なります。ここでは、オフィスチェアの種類について解説します。

ローバック

ローバックタイプの背もたれは、腰部までをサポートする比較的小さい設計が特徴です。コンパクトな形状によりオフィス空間を圧迫せず、スッキリとしたデザインを実現できます。

主に短時間の作業や頻繁に立ち座りする業務に最適なオフィスチェアです。軽量で移動が容易なため、フレキシブルなオフィスレイアウトにも対応しやすいといえるでしょう。

しかし、長時間の作業には不向きです。上半身のサポートが不足するため、疲労が蓄積しやすい点に注意が必要になります。

また、背中や肩のサポートが少ないため、姿勢維持には自身の意識が必要です。

ローバックタイプはコストパフォーマンスに優れているため、予算に制約がある場合や多数のオフィスチェアを導入する際におすすめといえるでしょう。

ミドルバック

ミドルバックタイプの背もたれは、背中の中央部までカバーしているほか、バランスの取れたサポート力が特徴です。

ローバックよりも広い範囲をサポートするため、長時間の作業にも適しています。

デザイン性と機能性のバランスが優れており、多くのオフィス環境に適合するのが魅力。さらに背中全体をサポートするため、姿勢維持が容易で腰痛予防にも効果的です。

また、ヘッドレストを追加できるモデルも多く、カスタマイズ性に優れています。

ミドルバックは一般的なオフィスワークに最適であり、多くの企業で標準的に採用されているオフィスチェアです。

座り心地と見た目のバランスが良く、幅広いユーザーに対応できるため、複数人で使用するオフィス環境におすすめです。

ハイバック

ハイバックタイプの背もたれは、肩から頭部までをサポートする高さが特徴的で、長時間のデスクワークや集中力を要する作業に最適です。

全身をサポートする設計により、疲労軽減効果が高く快適な姿勢を長時間維持できます。

また、頭部まで支えるためリラックスした状態での作業が可能であり、ストレス軽減にも効果を発揮してくれるでしょう。

ただし、サイズが大きいため、狭いスペースでは圧迫感を感じる可能性があります。また、価格帯も比較的高くなる傾向があるため、十分な比較と検討が必要です。

ハイバックは快適性と機能性を重視する場合に選ばれるケースが多く、プロフェッショナルな印象を与えるデザインが魅力といえるでしょう。

オフィスチェアの背もたれ調整方法

背もたれの調整が可能なオフィスチェアであれば、自身の身体に合った調整が大切です。ここでは、オフィスチェアの背もたれ調整方法について解説します。

リクライニング機能で角度調整

リクライニング機能を使用する背もたれの角度調整は、快適な座り心地を実現するために重要なポイントのひとつです。

一般的に、デスクワークに適した角度は90度から110度の間とされています。角度を調整する際は背中全体が背もたれに密着し、自然な姿勢を保てるように注意しましょう。

前傾姿勢での作業が多い場合はやや前傾気味の設定が有効ですが、リラックスした状態で考え事をする際は、より後傾した角度が適しています。

ただし、個人の体型や作業内容によって最適な角度は異なるため、自分の身体に適した角度に調整するのがポイントです。

また、定期的に角度を変更すると、姿勢の固定化を防げるほか血行促進にも効果的です。

リクライニング機能を活用すれば、長時間の作業でも快適性を維持でき、疲労を軽減できるでしょう。

ロッキング機能の切り替え

ロッキング機能の切り替えは、長時間のデスクワークにおいて重要な役割を果たす調整です。

ロッキング機能により、背もたれが身体の動きに合わせて前後に揺れて姿勢の固定化を防いでくれます。血行が促進され筋肉の緊張が緩和されるため、疲れにくくなるでしょう。

また、作業内容に応じてロッキングの強度を調整するのもおすすめです。

例えば、集中力を要する作業時はやや固めの設定にして、リラックスしたい時はゆるめの設定にするなど、状況に応じて切り替えましょう。

ただし、過度なロッキングは姿勢の安定性を損なう可能性があるため、強度設定は慎重に行ってください。

調整機能のないオフィスチェアの背もたれ調整方法

使用するオフィスチェアに調整機能がない場合は、後付けタイプのアイテムを利用して背もたれを調整できます。

ここでは、調整機能のないオフィスチェアの背もたれ調整方法について解説します。

背もたれにクッションを挟む

背もたれにクッションを挟むと、調整機能のないオフィスチェアでもある程度の調整が可能になります。

適切な位置にクッションを配置すれば、腰部や背中のサポートになるでしょう。

クッションの厚さや硬さは、個人の体型や好みに合わせて選んでください。一般的に、腰の曲線に沿う形状のクッションが効果的です

クッションの位置は、座った際に腰の凹んだ部分にくるように調整します。複数のクッションを使用して比較すると、最適なものを選べるはずです。

ただし、クッションの過剰な使用は逆効果になる可能性があるため、使用する際はあくまで適度な量を心がけましょう。

また、クッションは季節によって素材を変えると快適性を維持できます。

ランバーサポートで骨盤を支える

ランバーサポートは腰部の自然なカーブを維持し、骨盤を適切な位置で支えてくれます。

調整機能のないオフィスチェアでも、市販のランバーサポートを使用すれば高い効果を得られるでしょう。

ランバーサポートは腰椎のもっとも凹んだ部分に配置し、背骨のS字カーブを維持するように調整します。

適切な位置に設置すれば腰への負担が軽減され、正しい姿勢の維持が可能です。

ランバーサポートの高さは座面から約15〜25cm程度が一般的ですが、個人の体型に合わせて調整することが重要です。

硬さも選択できるものが多いため、柔らかすぎず硬すぎないものを選ぶようにしてください。

快適な座り心地を実現する背もたれ調整のポイント

快適な座り心地を実現するために背もたれの調整は欠かせませんが、うまく調整できないと逆効果になるケースもあるため注意が必要です。

ここでは、快適な座り心地を実現する背もたれ調整のポイントについて解説します。

背もたれに身体が沿うように調整する

身体が背もたれに自然に沿うように調整すると、快適な座り心地を実現できます。

まずは背中全体が背もたれに密着するよう、リクライニング角度を調整します。一般的に、90度から110度の間が適切とされていますが、個人の体型や作業内容に応じて微調整が必要です。

背中と背もたれの間に隙間ができないよう注意し、とくに腰部がしっかりと支えられているか確認します。ランバーサポートがある場合は腰の曲線に合わせて、位置と突出具合を調整しましょう。

また、首や肩に余計な力が入らないよう、上半身全体がリラックスした状態で背もたれに寄りかかれるようにします。定期的に姿勢をチェックし、必要に応じて再調整すれば、長時間の作業でも快適性を維持できるはずです。

骨盤を立てて座るように意識する

骨盤を立てて座ると、正しい姿勢を維持して腰への負担を軽減できます。

骨盤を立てるとは、床に対して垂直に保つことを意味します。これにより、背骨のS字カーブが自然に維持され、内臓への圧迫も軽減されます。

骨盤を立てて座るためには、まず座面の奥までしっかりと腰掛けましょう。次に背もたれのランバーサポートを適切な位置に調整し、腰部をしっかりと支えます。

ひじ掛けの高さも調整し、肩に力が入らないようにしてください。さらに、定期的に意識して骨盤の位置を確認し、崩れた姿勢を修正しましょう。

長時間座る場合は、時折立ち上がったりストレッチを行ったりすることで、骨盤の位置を維持しやすくなります。

座面やひじ掛けなど背もたれ以外も調整する

快適な座り心地を実現するためには、背もたれだけでなく座面やひじ掛けなども適切に調整する必要があります。

座面の高さは足裏全体が床に付く高さに設定しましょう。これにより血行が促進され、むくみを予防できます。

また、座面の奥行きは背もたれに背中をつけた状態で、膝裏と座面の間に2〜3cm程度の隙間ができるよう調整するのがベストです。

ひじ掛けは肩に力が入らない高さに設定し、キーボード操作時に自然な角度で腕を置けるよう調整しましょう。

デスクの高さとの相対的な関係も考慮し、作業姿勢全体のバランスを整える意識が大切です。

後付け製品はオフィスチェアとの互換性に注意

オフィスチェアの快適性を向上させるために後付け製品を選ぶ際は、既存のチェアとの互換性に注意が必要です。

ランバーサポートや座面クッションなどの製品は、オフィスチェアの形状や寸法に適合するものを選びましょう。

とくにオフィスチェアの背もたれの曲線や幅に合わないランバーサポートは、逆効果になる可能性があります。

また、後付けのヘッドレストやアームレストは、取り付け方法や強度が適切かどうかを確認してください。

互換性のない製品を無理に取り付けると、オフィスチェアの構造を損なったり安全性を低下させたりする恐れがあります。

購入前に製品の寸法やオフィスチェアとの適合性を十分に確認しましょう。

座り心地と健康維持を実現するなら『株式会社SIHOO』のオフィスチェアがおすすめ!

快適な座り心地と健康維持を両立させるなら、『株式会社SIHOO』のオフィスチェアがおすすめです。

SIHOOのオフィスチェアは人間工学に基づいた設計のため、長時間のデスクワークにも適しています。

背もたれはリクライニング機能やランバーサポートが充実しており、個人の体型に合わせて細かな調整が可能です。

座面やひじ掛けも多様な調整機能を備えており、総合的に快適な姿勢を維持できます。

オフィスチェアの購入や買い替えを検討している方は、ぜひSIHOOの製品を視野に入れてみてください。

まとめ

オフィスチェアの背もたれ調整は、快適な作業環境と健康維持に不可欠です。適切な調整により疲労軽減、姿勢改善、作業効率向上が期待できます。

背もたれのタイプや調整機能を理解し、個人の体型や作業内容に合わせて最適化しましょう。

また、座面やひじ掛けなど、背もたれ以外の部分も総合的に調整することで、より効果的な環境が整います。

定期的な姿勢チェックと調整を心がけ、長時間のデスクワークでも快適に過ごせる環境を整えましょう。

株式会社SIHOO』では、さまざまなタイプの高品質オフィスチェアを取り扱っています。

人間工学に基づいた設計や通気性のよいメッシュ素材の利用など、デスクワークでも疲れにくいオフィスチェアを販売していますので、ぜひご検討ください。

商品一覧
お問い合わせ

前後の記事を読む

ゲーミングチェアとオフィスチェアはどっちがいい?特徴の違いと選び方のポイント
オフィスチェアの捨て方は?分解して捨てるメリット・デメリットを解説

コメントを書く

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleプライバシーポリシーおよび利用規約が適用されます。